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ゴーゴーご組

第15回:『和風ごはん食は、なぜ健康性に優れているのか?』




 日本人の、ごはんと一緒に魚、野菜をしょうゆ味と味噌味で食べる和風ごはん食が、もしかすると世界一健康的な食生活ではないかという評価が、専門家の中でされるようになりました。そのポイントですが、炭水化物:脂肪:たんぱく質のエネルギーバランスが62:25:13くらいの比率にあるという見方がありますが、それは必ずしもきちんと日本人の食生活を分析評価していないと考えます。


 皆さんの食生活を改めて見直せば、そのわけがわかると思います。朝食にはごはん、ハムサラダ、味噌汁、納豆、漬物。昼食として、子どもたちは学校給食を食べますが、家にいるお母さんやお年よりはお茶漬けと漬物、時にはおむすびと味噌汁のような脂肪の少ない炭水化物中心のものを食べる。 昨日の夕食が肉料理だったときには、今日の夕食をお刺身とごはん、野菜の煮物、味噌汁のような脂肪の少ない食事にするなど、栄養バランスの違う食事をあれこれ食べてはいませんか?

 そうです。和風ごはん食はごはんを中心において、おむすびのような脂肪の少ない高炭水化物食から、すき焼きやとんかつごはんのように高脂肪の食事まで。しょうゆ味料理から油味料理まで。多様な献立を、自由に食べられることを基本としているのです。

 このように栄養バランスを幅広くブランコが揺れるような食べ方を『揺食』(ようしょく)というのですが、この食べ方を子どものときから経験すると、食後の血液性状が大きく違ってきます。おむすびのような炭水化物中心の食事を食べたあとには、血液中にはぶどう糖とインスリンが流れて暫らくすると血液は綺麗に掃除されたかのように清澄になります。それに対してトンカツのような高脂肪の食事を食べると、血液は牛乳のように白く濁り脂肪がたくさん流れます。このような食後の血液内容の変動を通して、全身の細胞は「脂肪の少ない食事もあれば脂肪の多い食事もある」ことを幅広く認識する能力を養います。それが下地になって、子どもたちは『今晩、なにを食べたいの?』とお母さんに聞かれたとき、体が脂肪をほしがっているかどうかを感じながら、鳥のから揚げとか御寿司とか、食べたい料理を指名するわけです。

 揺食を基盤とした『食歴』が豊かであることは、中年を迎えて筋肉が減量・活性をへらし、基礎代謝の低下を迎えたとき、脂肪の分解力低下を体が鋭く認知して、洋食や中華よりも和食、肉よりも魚、炒めものや揚げ物よりも煮物、焼き物、刺身など、低脂肪食を中心に食べることを可能にします。

 それに対して、アメリカなどでよく見られるように、ハンバーガー、ピザ、パスタ、ステーキと高脂肪食ばかりを偏食するワンパターンの食歴しかもてない場合、中年をすぎても体は高脂肪食を求め、脂肪の過剰摂取による肥満と心臓冠動脈硬化による心臓病を多発させてしまいます。

 和風ごはん食が健康性に優れている理由は、栄養バランスの幅がワイドであるからであり、しょうゆ味から油味まで幅広く料理を食べられることにあるのです。


保健体育担当:鈴木先生
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Posted by ゴーゴーご組 at 00:00 2008年03月05日 │Comments(19)TrackBack(0)健康

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◆この記事へのコメント

鈴木先生の講義はまたまた納得です。子どもの頃からの食習慣が中年以降の生活習慣にも影響している訳ですね。私の体形も今更始まった事ではないのですね。でも今の子どもたちはそれ以上の偏食傾向だったり、揺食になっていないのなら中高年になったらもっと心配ですね。ごはん、煮物、焼き魚、味噌汁をもっと取り入れましょう!!
Posted by いけやんいけやん at 2008年03月05日 07:27
しょうゆバンザイですね。ところで、栄養的な要求から脂質を求める場合と嗜好的な要求から脂質を求める場合って違うように思うのですが、本質は同じなのでしょうか? 何かの著書で「脂質は麻薬のようなもの」ということが書いてありました。本当だとすると更正施設が必要になるのでしょうかね。
Posted by はっちゃんはっちゃん at 2008年03月05日 08:48
同じ系統のものばかり食べていると飽きてくる。というのは、揺食を基盤とした体作りが出来ているということなんでしょうか?不思議で面白いです。
バランスのよい食事を与えてくれた親に感謝ですね。
Posted by やまねやまね at 2008年03月05日 12:15
今日のイラストは、おいしそうです。
Posted by ke-koke-ko at 2008年03月05日 12:27
このイラストのすきやきは、おいしそうですね。
Posted by kittykitty at 2008年03月05日 22:10
子供達の食歴を豊かにして上げたいのですが、食の企業戦略の前に翻弄されています
Posted by こめみまんこめみまん at 2008年03月06日 04:35
確かに味のあるものを食べると、無性にご飯が欲しくなりますよね。口の中で中和して、自分の好みの味にしてくれるご飯はやっぱり優れものですね。
Posted by み~もみ~も at 2008年03月06日 09:54
洋食続きの生活だと、なんだか体の具合も違うように思います。魚や野菜、みそ汁に豆腐・・・和食でまとめると、調子いいです。
Posted by もこもこもこもこ at 2008年03月06日 23:29
『揺食』という言葉を初めて知りました。また、「食歴」の意味もよくわかりました。こうした話題を、まずは我が家の食卓に乗せてみたいと思います。
Posted by フータロウフータロウ at 2008年03月07日 11:28
和食を食べ損ねると 必ず「和食が食べたい」と思うのはやはり 体が要求しているのでしょうね。和食って うまく出来ているなと、思います。
Posted by ろびぃろびぃ at 2008年03月08日 07:23
揺食、なかなか含蓄のある言葉ですね。
Posted by モッサンモッサン at 2008年03月08日 09:07
すき焼きそういえばながいこと食べていません。今晩のごはんにしようかな。
Posted by えっちゃんえっちゃん at 2008年03月08日 10:44
最近、魚の料理がしっくりきます。塩サバ、サバの煮付け、塩シャケ、魚を煮炊きした料理もおいしい。小学生の時の食歴がいきているようです。
Posted by 伊三次伊三次 at 2008年03月09日 22:02
少し前に、マクドナルドの売り上げが5倍になったと知りました。不動産売却の利益を含めたとしても、メニューの健康志向化を含めたとしても、私は怖くなりました。(マクドナルドの関係者にはすみません)外出すると、でぶでぶによく肥えた人(メタボというのか?)を多く見かけます。売上5倍の数字は、不健康な人を増やしているのにつながっていると考えます。宣伝に踊らされないで、何を食べるのか決めませんか?
Posted by 金魚金魚 at 2008年03月11日 17:34
体がほっするもの=不足しているもの
家族は、いつも同じ食事をしているから、食べていないものが食べたくなるんでしょうか、食べたいものが同じらしく、よく同じ物を買ってはダブっていました。
Posted by ke-koke-ko at 2008年03月12日 12:54
和食を食べるとなぜか安心した気持ちになれます。やっぱり体にあってる食べ物は大事ですよね。
Posted by はるっちはるっち at 2008年03月14日 14:53
ke-koさん!ありますね!私の家でも昨日、シュウマイがダブリマシタ、さっそく半分は冷凍庫へ、そろそろ冷凍庫の整理をしましょうか!
Posted by こめみまんこめみまん at 2008年03月14日 23:48
やはり子どもの食べたい物を優先させる為に親は「今日は何が食べたいの?」と聞く事が多いでしょうね。その時、TVコマーシャルで流れている○○ピザとかハンバーガーとか外食チェーンのメニューになるようです。そういった企業の宣伝に惑わされる事なく、親としてしっかりとした食の基本を持たないと自分の子どもに最適な栄養を与えていない事になります。将来の子どもに病気の素を植え付けている事を親たちはもっと自覚しないといけませんね。
Posted by いけやんいけやん at 2008年03月18日 08:40
 年とともに和食を欲するのは、揺食が原因だったのですね。なっとくです。大変勉強になりました。
Posted by まっさんやまっさんや at 2008年06月15日 04:44
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